インキュベクス株式会社です。

こちらのページでは、『10年後を生き抜く「経営の考え方」』と題して、当社がなぜ皆様に訪問看護ステーションや住宅型有料老人ホーム運営をお勧めするのか、さらに経営者の皆様に知っていただきたいこと、成功するために必ず押さえていただきたいポイント等を7回に分けてお伝えいたします。

第5回目は、前回に引き続き「訪問看護ビジネス」の利点について。

私たちが超高齢社会を目前に、何故「介護」ではなく「看護」を選んだのか、その理由の3つ目をお話させていただきます。

何故、訪問「看護」なのか? 「介護」に特化しない理由
――ビジネス視点で「リハビリテーションサービス」がもつ意味を考える

理由③ 全ての世代に関われる「訪問看護」は圧倒的な「ストックビジネス」である

訪問看護事業を弊社が選んだ理由の②番目で、お子さまから高齢者まで、すべての世代に関われるビジネスであると説明しました。

お子さまから高齢者までと考えたとき、守備範囲の広さのほかに、もう1つの考え方ができます。

それは「リハビリテーションサービスの継続性」です。

例えば、お子さまが訪問看護サービスを受ける場合。

高齢者でもそうですが、訪問看護サービスを継続して受けるということは、なにかしら障害をお持ちの場合がほとんどです。それも、頻回に通院ができず在宅で医療サービスを継続して受けなければならないほど重度のことが多い。

このお子さまは(勿論回復されることが最も良いことなのですが)、残念なことに重い障害をお持ちの場合、一生その障害と付き合っていかなければならないのです。

ケアが必要な限り「売り上げ」が何十年と継続的に入ってくる

つまり――歳を重ねて大人になり、さらに高齢者になるまで、生きている限り、ケアが必要だということになります。その年月は思いのほか長いです。

高齢の利用者様であっても、看取りという大切な終幕を関係者皆で考えながらケアを続けますが、状態が安定し適切なケアが継続的に受けられる場合、非常にゆったりと、ご自宅で、長く充実した時間を過ごされる方も多くおられます。

ナイーヴな問題ではありますが、ビジネスの視点で考えると、これが「ストックビジネス」であることは容易にご理解いただけると思います。

訪問看護サービスを受け、いったんこのルーチンに携わると、何十年もお付き合いが続く可能性があるのです。

「売り上げ」と敢えて言わせていただきます――最初に例にあげたお子さまの「売り上げ」が何十年と、サービスを受け続ける限り入ってくることになります。

日本独自の「延命策」が「訪問看護」を必要としている

さらにもう1つ、「訪問看護事業」がストックビジネスたる所以。

これには、日本独特の医療方針が関わってきます。

ヨーロッパには寝たきり老人がいないことは、すでに昨今いろいろなメディアで紹介されているためご承知の方も多いと思います。これはヨーロッパの高齢者医療の方針によるものです。老衰による全身衰弱・機能不全の場合、「延命策をとらない」ため、胃ろうや人工呼吸器接続という処置はありません。ヨーロッパの高齢者は、自分の口からものを食べられなくなり、自分の肺で呼吸ができなくなった場合、自然死の道を辿ります。

翻って日本はどうでしょうか。

政策、そして法律によって、日本は「延命策をとる国」です。脳梗塞、脳・血管系疾患の方は日本の高齢者に最も多いですが、たとえば脳梗塞を起こしても、24時間以内に救命処置を受ければ、「すぐに亡くなる」人はほとんどいないのです。

しかし「後遺症」は、ほぼ必ず、残ります。

生きているからには、生き続けるための「手段」――すなわち「リハビリテーション」をしなければならないのです。

上のグラフは内閣府資料による「平均寿命と健康寿命の推移」になります。

男性の方で約9年、女性の方で約12年、平均寿命と健康寿命の差が実際に数字で出ています。

なにかしらの後遺症をもった方が亡くなるまでこれだけの年数があります。

平均して10年前後の期間、リハビリを受け続けることが確定しています。

この方たちに必要とされるものは「リハビリ」です。退院して自宅に戻っても、在宅でリハビリをしなければならない。そしてこれは、訪問看護の枠の中で行わなければならないのです。

直接命にかかわるような状態の人というのはそれほど多くありません。平均して10年前後の期間、リハビリを受け続けることが確定しています。

訪問看護ステーションでいったん利用者様をお引き受けしてお付き合いを始めたら、10年前後、ずっとリハビリを通して関わり続けることになります。

まさに、ストックビジネスです。

売り上げのベースができ、しかもこれは国の報酬です。

毎日のように「ケアを必要とする方」は増え続けています。

最初にお伝えしたとおり、現在は国の政策で在宅医療が推進されていますから、毎日のように「ケアを必要とする方」は増え続けています。その方々を受け入れられるような体制をつくる。これが訪問看護ステーションです。

補足になりますが、現状を申し上げますと「退院したけれど、地域に訪問看護ステーションが無く(または空きがなく)在宅医療サービスを受けられなかったため、4、5日で悪化して状態が元に戻ってしまい再入院」という、なんとも切ない話が多いのです。

弊社が訪問看護ステーションをビジネスとしてお勧めする理由はご理解いただけたと思います。

なぜインキュベクスに頼んだほうがいいと言い切れるのか?

しかし、「訪問看護ステーションがいいのはわかったが、なぜインキュベクスに頼んだほうがいいと言い切れるのか?」という疑問をお持ちの方も当然おられるでしょう。

訪問看護は保険診療による報酬制医療サービスのため特殊だとお考えの方が多いですが、あくまでも「ビジネス」です。しかし同時に、やはり通常の事業とは異なる点もあります。

事業を円滑に運営するためには、仕組みと、ノウハウが必須です。

次回は、少し踏み込んだ話として、読者様が実際に訪問看護事業に乗り出した場合必ず従業員として関わることになる「看護師」という方々の特性について、そして最も重要な事項である「事業運営のための仕組みづくり」についてお伝えいたします。

ここまでお読みくださってありがとうございました。