いろんな方と交流しているうちに、意識が外に向いていった

――いろんな方と交流しているうちに、意識が外に向いていったのですね。


青木:当時から名古屋の経営者さんたちとお付き合いはしていました。意識していたのは、できるだけ異業種の人たちと関わることです。

社長さんたちと飲みに行ったり、食事に行ったり、セミナーに参加したり。

上村さんとたまたま出会ったことで横浜にも来るようになり、横浜でも少しずつ、経営者さんと地場のつながりを増やしていきました。

やがて上村さんから勧められて、鶴見で訪問看護ステーションをオープンすることになったんですが、そのとき名古屋のスタッフから大反対をくらったんですよ。

「社長は名古屋も満足にできていないのに、なんで現場を離れようとするんだ?」「なんで横浜に行くんだ、社長は何がしたいんだ?」と、責められたんです。

そのとき僕は、スタッフに「名古屋ももちろん頑張るんだけど、会社を経営する者として、僕は世間をいろいろ見たい。
視野を広くもって経営していかなきゃならない。名古屋一社だけの会社で僕は終わりたくない」と言いました。

当時、「世界に出たい」という言葉を言ったかどうか記憶はないですが、そのときから漠然と、自分の中にあったのだと思います。

おそらく、元々の僕の性分なんですが、「まだ見ていないものを見たい」というのがずっとあるんですよ。

まだ見ていないものを死ぬまでに絶対見たい、というのがあって。人生は一度きりですから。

関東に出てきて、訪問看護ステーション経営をやりながら、いろいろ社長方にも教わり、いろんなことを勉強していきました。

訪問看護もある程度最初は大変だったんですが、そのうち軌道に乗ってきて、日本の中の介護事業というくくりで言えば、それなりにご支援ができたのかな、と思っていた、2015年頃だったかな?

「和僑会」という、世界中に経営者同士のネットワークを持っている会があって、そこのセミナーに参加してみない? と知り合いに誘われました。

最初参加した時に、香港で成功している社長にお会いしました。香港って行ったことないなぁと思って喋ってみたら、「青木さん、面白いよ~香港は。金融と経済のハブだからね。すごいちっちゃな島の中に人口は1000何万人程度だけど、日本よりよっぽど進んでるんだよ」と。

最初、彼の言うことが僕はよく分からなくて、そうなのか、とうなずくばかりでした。

そのうち「一回だまされたと思って、海外に出てみたらいいよ、目が開くよ」と言われたんですけど、その時は全然興味なくて、「いや、僕は日本でいい」と言いました。

でもその人があまりにその後も誘うものですから、一回試しに、行くだけ行ってみるかと思って。中国に行ったんです。

で、実際行ってみたら、その人が言っていたとおりだったんです。


――日本と違いますか?


青木:全然、違う。成功者は皆、ものすごく明るくてフレンドリーで。僕らが日本で常識だと思っていることが、海外では非常識なんですね。で、海外の彼らから見たら日本人って相当、遅れている。

そのことを、僕らは日本に住んでいるから分からない。そういうのを肌で感じて、海外に行って良かったと強く思います。

中国の深センに行ったんですけど、今深センってすごい発展してるんですよ。

ところが、僕ね、大学時代に深センに一回来たことがあったんです。もう20何年前ですね。当時は何も無い田舎町だったんですよ?それが先日行ったときには、東京と同じくらい栄えているんですね。なんなんだこれは!? とショックだったんですよ。

学生の頃行ったときは、漁村で何も無かったのが、20年30年でこんなに経済状況って変わるの!? と。

いろいろ調べたら、広東省というんですけど、その深センと東莞(とうかん)と広州で、約3000万、広東省全体で1億1千万、日本とほぼ同じ規模の人口なんですね。

これは日本が勝てるわけないよ、と思って。パワフルで活気に溢れている。


――価値観が変わりましたか?


青木:いやぁ、180度変わりました。まったく変わりましたね。

僕の中で常識として在った、会社というもののイメージ、経済、金融。自分が持っていた知識が海外に行ったら180度ちがうわけです。

今、日本人は元気が無い、暗い、経済も中国に抜かされた、夢が無い、若者たちに目標がないと言われています。

ただ、僕は、自分の目で見たことによって目が開いたんですよ。

そして、「これではいかん」と強く思った。海外に自分が出ることによって、感覚的にね、ドバーってこう、毛穴が開くんですよね。さあやるぞ! っていうやる気が溢れてくる。

だから、海外に出ることはとても有意義なことだと思っています。

第4回に続きます。 


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