介護事業は、まだまだ面白くできる!!
経営者は小さな価値観に捉われず、ビジネスの視点で広い世界へ踏み出してほしい。
――お話を伺っていて、青木社長は、自ら動いて発見して、それを皆さんに共感させ巻き込んで良い方向に動かしていく、そんな力がおありだと感じました。大変面白いお話をありがとうございます。

最後に伺いたいのですが、青木社長といえば介護業界の従来のステレオタイプとまったく違うルックスでいらっしゃる。金髪、サングラス、おしゃれな服装が特徴だと思いますが、それもご自分の「表現」だと拝察します。
どのくらいから意識的にそうされておられるのでしょう?

介護業界に入って思ったことは、すごく真面目な人、硬い人が多くて。経営者さんも含めて、ぶっちゃけ、話していてもつまらないんですよ。「福祉」を一生懸命語っているけれど、面白くない。もちろん大事ですよ、語るのはね。でも「魅力」が無いっていうんでしょうか。

僕は元々根がへそ曲がりなものですから、あえて批判を受けることを承知の上でいろいろ行動してきました。
福祉業界には、10年前は「お金を儲けることは悪いことだ」という暗黙のルールがあったくらいですから。僕は当時からわざと「お金を儲けることはいいことだ!」と言いまくって、ケアマネから怒られましたよ(笑)。意識的に世間の逆、業界の逆をやろうとした部分はあります。



「なんじゃこの人、変わってるな」「面白そうな人だな、会ってみたいな」そんなふうに興味をひきつけることは大事かな、と。


でも、今はかなり肩の力を抜いておられると思うのですが。




自分の価値観が狭い、ちっちゃいんだと気づかされた。上書きされて、新たにインストールされていくんです。関わった色々な人たちのマインドが。そして、「まだ全然俺は、やり切っていない」と、また新しく奮い立つんです。
日本ではなんとなくそこそこは達成したかな、というのがあったんですけど――もちろん、全然まだまだなんですけど。海外にいったらもう、2秒でそんな小さいプライド、ふっ飛びましたね。だから、もっともっと、色々なことをやってみたいんです。

一定の成功を手に入れた経営者と言えども、まだまだ新しい世界を手に入れられる。



今後、マーケット的には日本では財政難や2025年問題を不安視されていますけれど、アジアもマレーシアもシンガポールも中国も、高齢化は進んでいます。
それこそ日本以上に。
介護という産業自体の世界的な需要は今後も、無くならないでしょう。あと50年100年は、需要はあると僕は思っています。
逆の言い方をすると、日本で介護事業をやっているうちは、ある程度形さえ作れれば、こんなに勝てる商売はないです。それは間違いないです。
けれどその中で、悲しいかな、介護業界という枠の中だけでつるんでしまったとき最も問題なのは「ビジネス感覚の枯渇」なんです。逆説的になりますが、介護保険で助かっている部分はあるんです、僕たちも。

ただ介護保険、医療保険を収益としてキャッシュフローが安定してしまう、そこにずーっと浸かっていると、考えなくても頭を使わなくても、お金が入ってきちゃうんですよ。
本来ビジネスというのは、それではだめなんです。


それは、海外に出たから分かったことです。
日本で頑張るのもよし、だけど、もし日本でお腹一杯になったなら、是非一緒に世界に踏み出していって、先ほど言ったチームオールジャパンでその知見を使ってみませんか。
持っている知識、見識を出し合って、世界に出て挑戦、貢献していきたいと思っています。

一人では何もできませんが、集まれば強いと思うんです。そういった意味で僕は、賛同してくださる皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。



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