介護事業は、まだまだ面白くできる!!
経営者は小さな価値観に捉われず、ビジネスの視点で広い世界へ踏み出してほしい。

――お話を伺っていて、青木社長は、自ら動いて発見して、それを皆さんに共感させ巻き込んで良い方向に動かしていく、そんな力がおありだと感じました。大変面白いお話をありがとうございます。

最後に伺いたいのですが、青木社長といえば介護業界の従来のステレオタイプとまったく違うルックスでいらっしゃる。金髪、サングラス、おしゃれな服装が特徴だと思いますが、それもご自分の「表現」だと拝察します。
どのくらいから意識的にそうされておられるのでしょう?


青木:それは正確に言うと、介護事業を手掛ける前から、元々そうだったんですが(笑)。

介護業界に入って思ったことは、すごく真面目な人、硬い人が多くて。経営者さんも含めて、ぶっちゃけ、話していてもつまらないんですよ。「福祉」を一生懸命語っているけれど、面白くない。もちろん大事ですよ、語るのはね。でも「魅力」が無いっていうんでしょうか。

僕は元々根がへそ曲がりなものですから、あえて批判を受けることを承知の上でいろいろ行動してきました。

福祉業界には、10年前は「お金を儲けることは悪いことだ」という暗黙のルールがあったくらいですから。僕は当時からわざと「お金を儲けることはいいことだ!」と言いまくって、ケアマネから怒られましたよ(笑)。意識的に世間の逆、業界の逆をやろうとした部分はあります。


――やっぱりそういう意識はあったんですね。


青木:僕は「目立ってナンボ」というところがあると思っていて。正直、確信犯の部分もありますけど、何も特徴が無いよりは遥かにいいだろうと。

「なんじゃこの人、変わってるな」「面白そうな人だな、会ってみたいな」そんなふうに興味をひきつけることは大事かな、と。


――そうですね。もちろん問題提起的な、反逆精神的なところもあると感じます。
でも、今はかなり肩の力を抜いておられると思うのですが。


青木:今は全然、抜けてます(笑)。


――その、肩の力を抜かれたタイミングは、どういうきっかけで?


青木:最近ですかね。ここ2~3年くらいだと思いますけど、やっぱり、色々な方たちと接して、海外に行くようになって、色々な体験をして。

自分の価値観が狭い、ちっちゃいんだと気づかされた。上書きされて、新たにインストールされていくんです。関わった色々な人たちのマインドが。そして、「まだ全然俺は、やり切っていない」と、また新しく奮い立つんです。

日本ではなんとなくそこそこは達成したかな、というのがあったんですけど――もちろん、全然まだまだなんですけど。海外にいったらもう、2秒でそんな小さいプライド、ふっ飛びましたね。だから、もっともっと、色々なことをやってみたいんです。


――人間はいくらでも変化できるということですね。

一定の成功を手に入れた経営者と言えども、まだまだ新しい世界を手に入れられる。


青木:そのとおりです。逆にね、介護業界という枠だけで捉えない方がいいと思います。


――最後に介護業界の可能性と面白さについて、介護事業者や、これから介護業界に入られる方にメッセージをお願いします。


青木:介護業界の可能性は、すごくあると思います。

今後、マーケット的には日本では財政難や2025年問題を不安視されていますけれど、アジアもマレーシアもシンガポールも中国も、高齢化は進んでいます。
それこそ日本以上に。

介護という産業自体の世界的な需要は今後も、無くならないでしょう。あと50年100年は、需要はあると僕は思っています。

逆の言い方をすると、日本で介護事業をやっているうちは、ある程度形さえ作れれば、こんなに勝てる商売はないです。それは間違いないです。

けれどその中で、悲しいかな、介護業界という枠の中だけでつるんでしまったとき最も問題なのは「ビジネス感覚の枯渇」なんです。逆説的になりますが、介護保険で助かっている部分はあるんです、僕たちも。

ただ介護保険、医療保険を収益としてキャッシュフローが安定してしまう、そこにずーっと浸かっていると、考えなくても頭を使わなくても、お金が入ってきちゃうんですよ。
本来ビジネスというのは、それではだめなんです。


――介護保険収入に頼りきらない道を探る、ということですね。


青木:そうです。僕の海外での経験から断言しますが、僕らが今日本でやっている高齢者介護や看護の技術とノウハウは、僕らが想像している以上に世界の人は、欲しがっています。

それは、海外に出たから分かったことです。

日本で頑張るのもよし、だけど、もし日本でお腹一杯になったなら、是非一緒に世界に踏み出していって、先ほど言ったチームオールジャパンでその知見を使ってみませんか。

持っている知識、見識を出し合って、世界に出て挑戦、貢献していきたいと思っています。

一人では何もできませんが、集まれば強いと思うんです。そういった意味で僕は、賛同してくださる皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。


――青木社長が海外に出て気づかれたように、他の方も、外に目を向け一歩踏み出すことによって、その人なりの気づきがあると思いました。


青木:絶対に何か発見があると思います。


――本日はありがとうございました。


青木社長のインタビュー冊子が無料でダウンロードできます。

グリーンランズ株式会社 代表取締役 青木 幸司氏 インタビューのインタビュー冊子(PDF形式)は、下記フォームより無料でダウンロードいただけます。

青木社長のインタビューをまとめて読みたい方は、こちらからダウンロードください。