「訪看」習得したいなら「療養通所介護」からが近道です

インキュベクスの青井です。
本日も「訪問看護+療養通所」の併設モデルの魅力についてご案内させていただきます。
実は「訪問看護ステーション」単体よりも「療養通所介護」併設のほうが、訪問効率が上がり、教育効果も早く出るんです。
「療養通所介護」の併設で〝教育〟と〝採用〟を強化し看護師の質・量を向上
ご存知のとおり、訪問看護は、看護師さんが一人でご利用者様のお家に出向き、一人でケアをします。
しかし今まで訪問看護をしたことがない看護師さんにとっては、「一人でちゃんと出来るのかしら?・・・」と不安になり、これが求人への応募を躊躇する一つの理由となることもしばしばです。
通常の訪問看護ステーションの場合、訪問が始めての新人看護師さんには、訪問経験のある看護師さんに同行し、数週間は2人でご利用者様のお家に行き、訪問看護のケアを学んでもらうわけです。
ところが、これでは時間が掛かってしまい、コストが高くついてしまいます・・・
というのも、国から訪問看護ステーションへは、一人分の報酬しか支払われませんので、2人で行ってしまうと、一人分の人件費はマイナスになってしまうんです。
次に教育の観点から見ていきます。
通常の訪問看護ステーションでは、1回の訪問で、利用者様お1人(1つの症例)しか見れません。
多くの症例を見て学ぼうとすると、数十人の訪問先が必要になり、スキルアップに時間がかかってしまいます。
この〝コストの無駄〟と〝時間の無駄〟を無くすのが「療養通所介護」なのです。

「療養通所介護」を併設することで以下のことが実現します。
(1)在宅看護の高度な教育をOJTで受けられる
介護度が高く医療ケアを多く要するご利用者様が対象となるため、「療養通所介護」の現場を通して在宅看護の高度な教育をOJT(現場実習)で受けられ、スキルアップが図れます。
(2)看護学生の実習先として将来的な人材確保
療養通所介護事業所は、まだまだ開所数が少なく、看護学生の教育機関として貴重な実習先となり、将来的な人材確保が期待できます。
結果・・・〝教育〟と〝採用〟のコストが安くなります!
弊社直営の「療養通所ケアーズ矢向」の場合
最後に弊社直営の「療養通所ケアーズ矢向」の事例を少々・・・
2ヶ月前、看護技術向上のために、「訪問看護」と「療養通所介護」を一体的に行っている事業所で働きたいという看護師さんを採用しました。
・・・・結果!
療養通所介護の事業所内でベテラン看護師さんから一度に複数の重度患者さんをケアする知識と技術を短期間で習得できています。
さらには、訪問未経験の看護師さんからの問合せも相次いでおります!
次回、「療養通所介護+訪問看護」に最適な間取りについて、お話しさせて頂きます。
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