人の想いと縁に恵まれ、誰にも負けない根性でピンチも乗り切った女性社長のサクセスストーリー!!(2)

――当時はまだ、訪問看護の開業支援は弊社ぐらいしかやっていなかった頃でしょうか。4年くらい前ですね?


横地様:そう、4年前。
訪問看護を開業したいと思ったけれど、どうすればいいか全く分からなくて。

自分でやろうとチャレンジしてみましたが、あまりにも後ろ盾が無いじゃないですか。看護師さんにしたって、生命保険会社とオフィスコーヒー販売上がりの小娘が社長のステーションなんて、不安すぎて誰も応募してこないでしょう? 

あと、たとえ個人で開業に漕ぎつけても、研修制度が無いと看護師さんは不安だろうなって思って。それで、インキュベクスさんにお願いしようと決心しました。

当時担当だった青井さん(現・インキュベクス社長)に「こういうときはどうしたらいいですか」「こうなる場合はどうでしょう」と何度も質問して、ここなら大丈夫かなと。



――説明会に来られて、色々とご理解いただいたうえで、ご家族、お母様に開業のことをお話しされたのですね。

開業にあたっては、お母様からかなり反対されたと伺いましたが・・・?



横地様:もう、大反対ですよ!(笑)

「そんなのあんたが手を出すものじゃない」「何をわけのわからないこと言ってるの」「絶対だまされている」と断固反対する母に「いや、そんなことはない。

ちゃんとお国の介護報酬を使っての事業だから怪しくない」って言ったんですけど、とんでもないっていう感じで。

主人は私のやることには「できる、大丈夫」って信じてくれる人なので、反対はしなかったんですが。



――そうだったのですね。反対するお母様を、最終的にどう説得されたのでしょうか?


横地様:「人生、やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいいんじゃないのかな」っていう話を延々していたら、母が「じゃあもう好きにして」って折れました(笑)



――開業資金はどのように用意されたのですか?


横地様:開業資金は、私の独身時代に貯めていたお金と、母も、少しですが援助してくれました。

銀行から融資を受けないでスタートしちゃったので、大変だったんですよ。
「お金の無い訪問看護ステーションって、うちのことだよね」って(笑)。
そんな感じでした。



――開業の際、看護師さんを採用するのは、苦労されましたか?


横地様:広告にもお金をかけられなかったので……広告を出すと一回20万円ぐらいかかりますから、ピンポイントで看護師さんが転職で動く時期を狙って応募をかけましたね。あとはハローワークさん。

それと、ママ友。フル活用です(笑)。



――工夫と、人脈フル活用だったのですね。
開業準備期間に、他に苦労されたことは?


横地様:いろいろありましたよ。

インキュベクスさんから営業先リストをエクセルで作っておいてくださいって言われたんですけど、当時は私、パソコンもできなかったから作れなかったんです。

しょうがないから区役所に行って「ケアマネージャーさんの一覧みたいなのありますか?」って聞いて出してもらって。

それを元にして、まずオフィスの場所をいろいろと考えました。どうやって決めたかというと、ケアマネージャーさんのところに一軒ずつ行って「このへんに、もし訪問看護ステーションができたらどう思われますか?」と尋ねて、反応がよかった場所にしようって。



――ケアマネージャーに直接尋ねて、場所を決めたんですね!


横地様:店舗候補がいくつかあって、開業前に何処にするか迷っていたんです。

インキュベクスさんからは「基本的に訪問に“行く”のだから事務所の場所にはそれほどこだわらなくていい」と言われたんですけど、なんとなく心配で。大田区の中で訪問看護ステーションの無いエリアを調べつつ、しらみつぶしにケアマネージャーさんのところに通って聞き取りしました。

で、今の矢口のところが、いちばん反応が良かったんです。ケアマネさんが「あったらありがたいです!」って言ってくださったので、決めました。



――すごい行動力ですね!?


横地様:いえいえ。絶対、失敗したくなかったんです。

母親にあんなに反対されていたのに、その反対を押し切って起業したのに「ごめんなさい、やっぱり失敗しました」となったら「それ見たことか」って絶対、親は言うじゃないですか。

負けたくなかったんですよ、私、体育会系なので(笑)。


第3回に続きます。


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