看護師さんたちはアイドルで私はマネージャー!!利用者150人分の事務全部、社長一人でやっています。


――その、必死だった期間はどのくらい? 立て直しに着手して、
スタッフさんの増員が追いついて、経営者としてはどのくらいで一息つけたんでしょうか。


横地様:必死な期間は1年くらい続いたのかな。
完全に一息つけたのは、今年(昨年)の4月かな?



――今年ですか! 全然、最近ですね?



横地様:最近ですよ(笑)。
おかげさまで、新規の方も断らずに順調に増えて。ありがたいことです。



――それまでは、横地社長は経営者というよりはスタッフの一員みたいな感じだったのでしょうか?


横地様:それは、ずっとそうです。今もですよ! それは変わらないです。
だって私、経営者のオーラなんか全然無いから(笑)。いつでも、いちスタッフ。



――現場目線で、ということですね。
今、看護師さん、療法士さん、何名ずついらっしゃるんですか?


横地様:看護師が6名、療法士はPT・OT・ST合わせて6名ですね。



――全部で12名。事務スタッフさんは?


横地様:事務さん、いないんですよ。



――さっきからそんな予感がしてたんです(笑)。

事務員がいないのは衝撃的です。でも事務員が、数字等も含めて最もそのステーションのことを客観的に把握していますから、ある意味、理に適っていますよね。

完全にバックヤードの作業を社長が自ら・・・でも、忙しいのでは? 大変ですよね?


横地様:忙しいですよ。

給与計算とか、レセプトとか、他にもいろいろ。
担当者会議とかも、あるので。



――最初は事務員さんもいらっしゃったんですよね?


横地様:開設当初の3月には事務の方も雇っていたんです。
インキュベクスさんの研修にも行ってもらってたんですよ。

でも、その年の12月に辞めちゃいました。

事務職はすぐ採用できるってインキュベクスさんに言われたんですけど「事務員さん1人当たりのキャパシティは、利用者さん何人ですか」って尋ねたら「利用者人数50人に対して事務員さん1人」って。

事務員さんが辞めたとき、ちょうど利用者数50人前後だったので「じゃあこの50人は私が見られるな」って単純に思ったんですね。

で、実際に50人を私が引き継いでみたら、できちゃったんですよ。

私がやれば人件費もかからないので、事務募集を止めました。

利用者様はその後増えていきましたが「50人はできた」「70人までできた」と。
複雑な医療も入ってるんですけど、結局システムがやってくれますから。
わからないことがあったら毎回システム担当の方に電話して、質問して勉強しました。

皆から事務に対しての不満も無さそうだったので、そのまま続けていているうちに、利用者数が100人を超えたんですよ。

「私、事務員2人分以上の仕事してるよ?できるじゃん!」って、調子にのっちゃって(笑)。今、もうすぐ150人。事務3人分です。「よし、このまま200人を目指すか!」(笑)。



――スーパー事務ですね! 社長が自ら事務をやって、150人くらい担当しているのは初めて聞きました。うちの事務の講師になれますね。

その人数をお一人で抱えて、定時、早い時間に帰れますか?


横地様:うちはノー残業がモットーなので。私も残業はしません。
何故残業が発生するのかってことを考えて対策しないと。



――でも、事務スタッフを入れたほうが時間が空いて、社長業ができるのではないですか?


横地様:それ、他のステーションの社長さんにも言われたことがあります。
でも私は、時間が余って余裕ができてしまうと、何していいかわからなくなっちゃうんですよ。

営業って言ったって、ずっと外回りってわけでもないでしょう? 
次なる手って思っても、すぐ動くわけじゃない。

融資も今は必要ないし、税理士の先生との打ち合わせだって、年がら年中あるわけじゃない。

レセプト作成も、月末と10日までが勝負。それが終われば請求書の発行は1日でできちゃう。報告書と計画書も私が送ってるんですけど、それも1日半くらいで済みます。約150人分は確かに大変なんですけど。

仕訳、送付、営業、給料計算。その間、異業種交流会や諸々あるとそこに顔を出して、ほら、1か月埋まるでしょう?

そう考えると、事務スタッフを入れる必要性が無くなっちゃって。へんにポッカリ予定が空いちゃうと、いいのかしら私、こんな暇で? って不安なんです。



――すごいですね。頑張っている横地社長の姿を見て、スタッフの皆さんも、ますます頑張ろうと思うんでしょうね。


横地様:さっきも言いましたが、開業当初の私は、訪問看護ステーションの経営者と医療スタッフの関係は「結婚生活」だと思っていたんですけれど。

今は「マネージャーとアイドル」だと思っています。私がプロダクションのマネージャーで、看護師さん療法士さんたちは、言ってみればAKB。

管理者がセンター。うちのスタッフはみんなスターです!(笑)。



――(笑)。マネージャーとして、タレントさんが働きやすいようにするのが、社長の最も大切な仕事・・・ということですね。


横地様:そう!! スタッフが働きやすいようにするのが、私の仕事。

気持ちよく働いてもらえることで、看護師さん療法士さんたちは利用者様のところで、求められている以上の良いケアができると思っています。

それがさらにうちの宣伝になるんです。


第5回に続きます。


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