社長が事務をするということ――スタッフを支え、利用者様の背景を知り、現場を理解すること

横地様:あと……看護師さんはご利用者様とご家族様に直接相対しますし、気を配れるんですけど、私は普段は患者様に気を配ることはもちろんできないじゃないですか。

さっきもお話ししましたが、この事業を始めるきっかけは「介護に関わるご家族への支援をしたい」というところだったんです。介護に関わるご家族様のお気持ちに寄り沿いたいっていうのが元々あって……自分がそうだったので。

つらいんですよ、ほんとに、介護は。

うちの母だけかもしれませんけど、患者様はだんだん、わがままになっていくんです。苦しくてつらいから仕方ないんですけど「なんとかして!」って、急に無理難題言ってきたり。そこをいちばん受け止めないといけないのは家族なんですよ。

私もやっぱり、時々母のわがままを腹立たしく思いながら(笑)介護していたので、きっと介護をしてらっしゃるご家族様も、そういう思いは、どこかにあると思うんです。だから、ご家族様のお気持ちは大事にしたいんですね。

それで、最初の担当者会議には、私も参加させてもらっています。



――社長自ら、利用者様のご家族と顔合わせもして、その方やご家庭の背景も見ておられるのですね!

訪問看護師さんは病院とは違って裁量が任されている分、利用者様についてあらゆることを考えないとお仕事が成り立たない。そこを経営者の方がある程度わかってくれるっていうのは、利用者様含めてとてもいい関係がつくれますね。



横地様:そう。背景、わかりたいんです。契約は社長の私。それ以外の質問事項、家族背景などのバックグラウンド情報を取るのは管理者。役目を分担しています。



――地域にお住まいの皆様の役に立つのが実感できますね。素晴らしいお仕事ぶりですね。



横地様:そうですね。地域に貢献できていることを身近に感じられる、ありがたい仕事をさせていただいてます。



――では営業も、社長が主に回っておられるんですか?



横地様:今はもうそれほど回らないんですけど、カレンダー配りなどは行っています。あと、毎月ケアマネージャーさんに実績を出すとき、送付状をもちろんつけるんですが、それは私、かなりこだわって作っています。

「一か月間、うちのステーションでこんなことがありました」という、うちのネタ帳。送付状にスタッフ紹介も入れるんです。

「このたび、当ステーションにイケメンPTが入りました!」みたいな文言。ケアマネさん、しっかり見てくださってて(笑)。「新規でイケメンPT入ったんでしょ?」って話題にしてくださるんです。その送付状を、楽しみにしてくださって、ずっと保存してくださってるケアマネさんもいらっしゃるんですよ。いっそ、本にして出版しようかな(笑)。



――そういう小さい積み重ねが大きくなって、ステーションの個性として利用に繋がっていくんでしょうね。



横地様:ほんとに小さい積み重ねですけど、それが営業の一環でもあるんですよね。今、うちの新規が途絶えないことにも、少しは結びついてるかな、結びついてるといいなって思いながら事務をやっています。

もちろん一番は、うちの看護師さん療法士さんたちのケアが素晴らしいからこそ、ですよ。

第6回に続きます。


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