霊峰・富士の景色を見ていたときに降ってきた「訪問看護ステーション開設」。
家族に背を押され事業開設への一歩を踏み出しケアーズへ――
――訪問看護事業参入を決断した、最終的なきっかけは何だったのでしょうか?
岩見様:やろうと思ったきっかけは……。いろいろやっていた当時、たまたま、富士山の麓で統合ケアの勉強会があったんですよ。その勉強会に参加して、なんとなく富士山の風景を見ながらぼーっとしていたら、なんかこう……突然に「降ってきた」じゃないですけど(笑)。

「訪問看護ステーション事業をやったら、今まで自分のやってきたこと全部がつながる仕事ができるんじゃないか」って閃いたんです。
――そうだったんですね!まさに、天啓というか、今までのご経験の線上にあるすべてがつながったというべきでしょうか。
岩見様:はい。で、すぐ妻に電話してその話をしました。そうしたら「それは私もなんとなくイメージが湧くから、やってみればいいんじゃない?」って。
背中を押してもらうような形で進むことになって、それでインキュベクスさんのところに行った……という次第です(笑)。
――では、訪問看護ステーション事業参入にあたって、ご家族や奥様の反対は無かった?
岩見様:無かったですね。
――突然の閃きだったとのことですが、訪問看護ステーション開設に必要な資金準備、融資申請等はどのように?
岩見様:基本的に自分の蓄えと、あとは家族の援助ですね。

妻、自分の両親、妻の両親、それぞれ事業をやっていたので話をしましたら「じゃあ何か必要なものがあれば援助するよ」と、ここでも背中を押していただきました。公庫からの融資も受けられました。
――ご家族が事業を。では、岩見社長にとって「経営者になる」「事業経営する」というのは、さほど離れていない、身近なイメージを持てるものだったのですね。
岩見様:そうですね。ただ、それまではずっと雇われて病院や有料老人ホームで勤務していましたし、スウェーデン式マッサージは個人事業でしたから、自分で事業を興して人を雇って…というのは初めてだったので、そういう意味ではやっぱり不安もありましたし、わからないことがたくさんありました。
――我々以外に訪問看護ステーションの支援をしているところも最近はたくさんありますが、岩見社長がケアーズをサポートパートナーとして選ばれた理由は何でしょうか?
岩見様:実は、前に働いていた訪問看護ステーションがケアーズさんの系列だったんですよ。
――そうだったんですか!?
岩見様:はい。なので、ケアーズのシステムはある程度知っていて。
あとは、ちょっと他のところについてはわからないので比較はできませんが、説明会に伺ったときに色々丁寧に説明していただけたこと。それから、サポートサービスですね。開業してからの、アフター的な部分のサポート。そういうところも、かなりしっかりしてらっしゃって。
契約する前に、実際に施設見学にも行かせていただきました。視察できるモデルがあったのは大きかったです。実際に稼働している、事業として成り立っている施設を見てお話を聞けて「なるほど、こういう形だったら自分でもできるかも」というイメージも湧きましたし。
そういう、いろんな要因が合わさってケアーズさんを選んだということだと思います。
社長自らの積極的な営業活動は当然。でもそれより、スタッフ間のコミュニケーションをとること、マネジメントの方に何より心を配りました
――開業当初のご状況をお聞かせください。
まず看護師を規定人数集めることが開設のために必須ですが、採用状況はいかがでしたか?
岩見様:最初は看護師さんを集めるのがかなり大変でしたね。なので、知り合いをあたってお願いしたり、あとはインキュベクスさんからご紹介いただいた求人誌に広告を上げたりして、なんとか規定人数を集めてスタートした感じでした。
――岩見社長は今までのご経歴から、大きな病院で看護師さんと接することは頻繁にあったと思うのですが、スタッフとのコミュニケーション等はどうですか?
岩見様:そうですね、いちおう、看護師がどういう職種でどういう仕事をするかはわかっていたので、そういう意味では大丈夫でした。
――開設当初の営業はどのようにされたのでしょうか?
岩見様:当初は……2月オープンだったので、1月は1日20件ぐらい居宅介護支援事業所を回って挨拶回りをやっていましたね。

営業は数が重要だと聞いていたので。
――営業は数、そうですね。
開業当初、一番苦労したことは何でしょうか?
岩見様:皆さんおっしゃっていますが、マネジメントがいちばん大変だと思いますね。
――現在はこちら、とてもアットホームで雰囲気が良いと感じます。苦労もおありだったと思いますが、乗り越えられたポイントはどんなものだったのでしょうか?
岩見様:めげずに、コミュニケーションを取ることが大切です(笑)。

あとは、いろんな人に相談することだと思います。経験のある方にアドバイスを頂いたり。それこそインキュベクスさんにもかなり、何度も電話して、相談にのっていただきましたよ。
――使い倒してください(笑)。ありがとうございます。では具体的に、我々の使い方、ケアーズをこういうふうに使えばいいというのがありましたら。
岩見様:電話はもう、かなりの回数かけさせていただいてます(笑)。これはインキュベクスのSV鳥海さんが仰っていたのですが、インキュベクスに何度も電話してくるステーションほど、長く続いているらしくて。連絡がないところは……と伺ったので「困ったらインキュベクスに相談してみて」とスタッフにも言っています。

実際、私には判断できないこともたくさんあるんですよ。インキュベクスさんは経験豊富というか、他のたくさんの事業所の問題を解決してこられているから、何かあったら連絡するようにしています。
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