現状に甘んじない。変化には柔軟に対応する姿勢が大切

――開業されてそろそろ丸2年となりますが、現在のご状況をお聞かせください。ステーションのスタッフさんは何人いらっしゃいますか?


岩見様:医療スタッフは今、看護師が8人、リハビリ職が11人。リハビリ職の内訳はPTが7人、OTが4人、STが0人です。あと、事務員さんがこの12月から3名になりました。

事務は、いちばん最初は私がやっているような感じで、忙しいときは妻にちょっと手伝ってもらっていました。


――今、ご利用者さんの人数はどれくらい?


岩見様:130人くらいですね。


――現在も社長は営業に出ておられるのでしょうか?


岩見様:最近私自身が行く営業活動は、月末に計画書や報告書類を提出しに行くのと、地域の関係者の方々とのお付き合いなど。昨日は忘年会だったので顔を出してきました。そういう「営業」ですね。

あと、療法士だけれど営業と訪問を半々でやってくれているスタッフがいるので、そのスタッフにある程度任せています。


――今後の採用予定はいかがでしょうか。


岩見様:療法士が2名、4月に入る予定です。看護師は今、2名くらい募集中です。


――順調ですね。こちら、黒字化も半年くらいでされたと伺っています


岩見様:5か月ですかね。


――素晴らしい。社長が事業開始当初にイメージしたとおりに進捗しているのでしょうか?


岩見様:それなりには……でも、やっぱりいろいろ、あります。1年目は慣れなくて大変なのは間違いないですが、比較的どんどん、成長しますよね。波だとすれば大波というか。目に見えて人も増えて売り上げも増えて、という感じ。ですが、2年目以降はどうしてもその波がなだらかになっていくものですから。
今は、そういう状況ですね。


――以前と比べて、楽になったことはありますか?


岩見様:体力的なことをいえば、オープンしてすぐの頃がいちばんきつかったです(笑)。ただ、経営上、運営上の問題として言うならば、今言ったとおり1年目は1年目の問題がありますし、2年目は2年目の問題、また新たな別の課題が出てくるものなので。1年目より2年目以降が「楽になる」ということはないと思います。ひとつひとつの課題にそのつど、対応していくだけですね。


働きやすい職場づくり――時代のニーズに合わせて「ほどよい」働き方が大切

――先程、スタッフの方に少しお話を伺ったのですが、仕事がとても楽しく、こちらのステーションに訪問から帰ってくるとほっとすると言っておられました。


岩見様:それは嬉しいですね。病院の病棟勤務とは違いますが、在宅には在宅の大変さがありますから。


――オムソーリさんといえば、パートナーさんの中でも群を抜いておしゃれなイメージがあります。

事業所がスウェーデンカラーで、お上手だなと思います。これからはステーションの特徴づくり、雰囲気づくりはとても大事だと考えていますが、そのへんはけっこう意識しておられるのでしょうか?


岩見様:それはもう。事業所にレンタルコーヒーサーバーやオフィスコンビニを導入して、少しでもスタッフがリラックスできるように、居心地よく過ごせるように考えています。

訪問看護も訪問リハも忙しい仕事なので、少しでもゆとりが持てるような事業所の環境は大切ですから……これは、スウェーデンや北欧諸国にそういう考え方が多いので、そこから感化されて。


――スタッフのために「どこまで経営者として働く環境づくりができるか」は重要だと思います。


岩見様:今は、「ほどよい」というのがテーマになってきているというか。「ほどよく」働けて、「ほどよく」休みもあって、「ほどよく」勉強できて、「ほどよく」人間関係も維持するっていう。今の時代は、たぶんそういうのを求める方が多いんじゃないかなっていう気がします。

「がっつり」何かやるというのではないですね。私自身はどちらかというとそういう「がっつり」は嫌ではないんですけど(笑)、でも、なかなか世の中的に難しくなってきていると思います。


――訪問看護ステーションは、女性スタッフが多いと思います。こちらでは特に主婦、お子さんをお持ちの方などのために、訪問が早く終わったら早く帰れるなどの働き方支援は?


岩見様:はい、やっています。直行直帰OK、訪問が終わったらそのまま帰れるしくみにしています。


今後の抱負――地域のために統合的なケアサービスを提供したい

――訪問看護ステーションは地域密着型の事業ですが、地域との関係づくりはいかがですか。


岩見様:少しずつ地域の方に知っていただいて「オムソーリさん、知ってますよ」と、声をかけていただけるようになってきたかなという感じですね。ありがたいです。


――今後の抱負、夢、目標などは。


岩見様:さらに地域に密着したサービスを提供したいです。「統合ケア」を考えています。
訪問看護だけではなく、たとえば栄養士さん、心理士さん、アロマセラピーでケアをする人や美容師さん。いろんな人が同じ訪問看護ステーションを軸につながって。

いろんな職種が、訪問の中で一人の方にかかわって、その一人の利用者さんの生活や状態を良くするためにそれぞれが考えて、統合的にケアをする。訪問“看護”とはまた別のところでも、かかわっていけたらいいな、と。


――訪問看護にとどまらず、訪問美容や、マッサージなども視野に入れてということですね。では、いつかは事務所もそういった、複合的なものに?


岩見様:そうですね。


――さらに地域の方に喜んでいただけると思います。将来的にはサテライトも考えておられるのでしょうか?


岩見様:そうですね、ええ。


独立を考える方へのメッセージ 何より大切なこと――ひとつひとつの日々の積み重ねが未来につながる

――冒頭で申し上げたように、今、看護師さん療法士さんで独立を希望する方が増えています。病院で看護師や療法士として勤める男性は、30代ぐらいになると結婚もされて、この先このままでいいのか、どうするかと考え始めるそうです。

独立、より良い条件での転職、キャリアアップのための学びなど方向性はさまざまですが、特に独立起業を考えておられる方に対して、岩見社長のこれまでのご経験もふまえてメッセージをお願いします。


岩見様:やっぱり、大切なのは、一日一日の積み重ねじゃないでしょうか。

独立したからといって、すぐにうまくいくかというと、そうではないと思うんですよ。仕事に限らず、日々やること、やったことの積み重ねが先々に、結果として出ると思っています。

いろんな経験を丁寧に積み重ねて自分のものにする、そのためにはやはり「日々をどう過ごすか」と意識することが大事だと思いますね。


――日々の積み重ねの先にこそ成功があるということですね。


岩見様:そうです。日々の課題をどうやって解決していくかというのが、いちばん、未来につながるのかな、と。


――岩見社長は経営者として立たれて、今、いかがですか。充実していますか?


岩見様:充実していると思います(笑)。


――本日はお忙しい中、ありがとうございました。



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