訪問看護とは―――今後ステーション開設を考えている方、医療・福祉関係者の方向け
(1)訪問看護とは
地域で暮らす赤ちゃんから高齢者まですべての年齢・疾患背景を問わず、病気や障がいのためにご自宅で療養生活を送っている方の元へ、看護師などが訪問し、医療的ケアを行うサービスです。
利用者ご本人の看護はもちろん、介護されているご家族の意思やライフスタイルを尊重し、QOL(生活の質)が向上するよう支えます。
利用者とご家族に住み慣れたご自宅で安心して毎日を過ごしていただけるよう、医師と連携し、健康状態の管理・在宅療養のためのアドバイス・緊急時の対応・看取りなど、さまざまな支援をいたします。
ほかにも歯科医師・薬剤師・理学療法士・ケアマネジャー・その他の職種と連携し、ご利用者様に合わせたサービスを提供していきます。
(2)訪問看護ステーションとは
訪問看護ステーションは、地域における在宅医療の要となる社会貢献事業といえます。
「訪問看護」のニーズが高まっている理由は、高齢者の増加だけではありません。国は、膨らみ続ける医療費を抑制するため、急性期以外の長期入院などを減らし、早期退院を促していることも大きな要因です。
このように国策により、今後在宅医療の需要はますます高まっていくと予測されます。
訪問看護事業に参入される方、また訪問看護に関わる医療関係者や福祉関係者の皆様の疑問点・不安点の解消のためにこのページをお役立ていただけると幸いです。
介護事業の魅力とは
介護事業は、今後の需要の高まりと継続が望め、安定性の高い事業。さらに非常に公共性が高い、社会福祉に貢献のできる事業です。
地域密着性も強く、事業所ごとのカラーを確立すれば小規模でも事業を開始・継続していける利点もあります。
また、医療保険・介護保険が適用されますので、回収漏れの心配はほぼありません。
何より最大の特徴は「価格競争が無い」こと。
介護報酬額は厚生労働省で定められ、事業者が自由に設定することはできません。しかし視点を変えれば、他社との価格競争とは無縁といえます。
この介護事業の特徴は、一般企業から見るととても魅力的に見えるのではないでしょうか。
しかも利用者様を増やし求められるサービスが提供できれば、社会貢献が出来ると同時にストック型のビジネスとして確かな利益を得られる貴重な事業といえます。