訪問看護とは、看護師などが利用者の自宅に赴いて、主治医の指示書に基づき、看護ケアを提供する事業です。

訪問看護の流れ


看護師という専門職をまとめ、個別に利用者さん宅へと送る事業なので、一見、難しそうなイメージがあるかもしれません。

しかし、訪問看護ステーションは医師や病院でなく、介護事業の経験がない一般の株式会社でも、看護師を2.5人採用すればあまり難解な条件はなしに開業が可能です。

しかも、介護保険と医療保険(健康保険)の両方に基づくサービスが提供でき、さらにリハビリテーションのサービスも提供できるなど、在宅の医療介護サービスではもっとも幅広い展開が可能な事業です。

報酬受領の流れ


医療保険・介護保険の制度に支えられた、公共性の高いビジネスであるため売上の回収の心配がなく、アパートの1室だけで開業できるなど、初期の設備投資が抑えられるなど、コンパクトに始めて堅実に運営しやすいのも魅力です。

一般の株式会社が医療介護事業に参入するのならば、もっともおすすめの事業が訪問看護ステーションと言えます。

申請に必要な要件

※申請先:都道府県または政令指定都市への申請

組織 法人であること
事業スペース 事務室、手洗い場、相談室(利用者のプライバシーが確保できる個室が望ましい)
人員基準 管理者・訪問看護員 常勤換算 2.5名
※保健師・看護師・准看護師 いずれかの有資格者 最低3名の人員が必要
設備
  • 事務機器(鍵付キャビネットなど)
  • 衛生設備(消毒液など)
申請書類等 定款、運営規定、資産状況報告書など

■訪問看護ステーション開業のメリット

  • 介護・医療保険が収入源
  • 異業種・未経験でも開業できる
  • 国の医療政策に合致し急成長を見込める
  • 低コストで開業・運営できる
  • 本業との相乗効果を見込める