インキュベクスの青井です。

本日は静岡県富士市にて新たに訪問看護ステーションを立ち上げられる、株式会社K・コミュニティージャパン代表の加藤 喜美社長をご紹介します。

ご本業が運送会社である加藤様がなぜ新たに訪問看護サービスへの参入を決意された経緯、そして今後の展望についてお話をお伺いしました。


青井:本日はよろしくお願いいたします。まず加藤社長のご本業について伺いたいのですが。



加藤様:はい。静岡県富士市で運送会社を経営しています。(株)K・コミュニティージャパンは、会社の不動産などを担当するために立ち上げたグループ会社です。


青井:ご本業の運送業では、トイレットペーパーなどの運送もされているとお聞きしたのですが。


加藤様:そうです。私どもは、トイレットペーパーやキッチンロールなど家庭紙の運送がメインになってます。


青井:ちょうど今は新型コロナウィルスの影響による家庭紙不足で運送の現場は、大変なのではないでしょうか?(※取材日は、2020年2月27日)


加藤様:そうですね。最近はデマが本当にすごくて…在庫的には、全然問題はないのに店頭から品物が無くなってしまっている状況です。

徐々にまた棚に(トイレットペーパーなどを)陳列できてきたので、恐らく今週がピークだと思います。なので今は、確かにちょっと忙しいですね。


現場で働く従業員のために以前から介護事業には目を向けていました

青井:ありがとうございます。

加藤社長は、昨年の11月頃、お問合せを頂き、弊社の訪問看護の事業説明会に参加されましたが、元々訪問看護事業に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?


加藤様:訪問看護の事業について知ったのはインターネット経由だったのですが、実はそのかなり前から介護事業には、目を向けていたんです。


青井:なるほど、それには、何か理由があったのですか


加藤様:はい、それはずばり言うと現場で働く従業員のためです。

ただでさえ人手不足のなか、従業員の家族に介護が必要な人が出て、仕事出れなくなってしまう介護離職ような事態になると本当に困ってしまいます。

出来ることなら従業員のそういう部分までサポートしたいと・・・そこからスタートして介護事業に注目していました。


青井:なるほど!なにより、経営者として「介護に直面した従業員を守る」という視点が大きかったんですね。


加藤様:そうです。もちろん長年お世話になっている地域に貢献したいという気持ちもありました。

介護事業を色々と調べてみたところインキュベクスさんのホームページを見て結果的に訪問看護ステーションにたどり着きました。

訪問看護であれば、より地域医療介護に貢献できますし、もちろん、経営者としてやるからには、ちゃんと利益を出せる事業を目指したいという思いもありました。


青井:ありがとうございます。では、私たちインキュベクスを知ったきっかけを教えていただきたいのですが。


加藤様:それは、もうインターネットです。

訪問介護や看護で調べたとき、インキュベクスさんが出てきて、ホームページを見ていたら、異業種からの参入も沢山あって、成功率なんかも色々書いてあったものですから。色々見ていくなかで自分もこういう分野で成功してみたいなと思ってですね。

インキュさんに乗っかれば、私も出来そうな気がして・・・。そういった部分では、割と簡単に考えてですね(笑)。まずは、話を聞きにと御社に伺いました。

そして今ここにいます(笑)。


青井:ありがとうございます(笑)。

他にも訪問看護の開業の支援会社は、ありますが最終的に我々を選ばれた理由は、なんだったんでしょうか?


加藤様:他の所は見なかったです。まあ出会いっていうか運命っていうかそんな感じです。

もちろんホームページを色々見ていてサポートもしっかりしてくれそうだなとか、全くの異業種からの参入も多いとかもありましたが、とにかく他は、全然見ませんでしたね。


青井:わりと直感的に判断されたと。


加藤様:ええそうですね。直感的です。


青井:今回は、同時に独立希望の看護師さんとのマッチングの話もありましたが、それも契約の決め手になりましたか?


加藤様:決め手というか、これも偶然と言えば偶然なのですが…正直最初は、なんか都合というかタイミングが良すぎるなって、少し疑った時もありました(笑)。

でも、この話が本当であれば、こんな嬉しいことはないので信じてみようと思いました。また青井さんからも色々良くしていただいて・・・それで契約しました。


青井:ありがとうございます。我々も出来る限りのご支援をさせて頂きたいと思います。

それでは、加藤社長の今後の目標、どんな訪問看護ステーションを目指したいかをお聞かせください。


加藤様:今後としてはですね、「介護の王国」でしたっけ?


青井:ええ私たちの住宅型有料老人ホームの・・・


加藤様:そうです。それもホームページで見ていいなと、最終的な夢というか、そこまでたどり着いてやってみたいなとは思っています。


青井:ありがとうございます。
やはりその先も見据えていらっしゃるんですね。

私たちとしても訪問看護の次の事業展開として老人ホームやグループホームなどをご提案させていただくなど、少しずつでありますが、町作りの視点で事業を捉えるようになってきています。


加藤様:あといいなと思うのが介護事業は、景気は、さほど左右されないということです。

本業の運送業では、景気動向や油の流れには、かなり左右されます。また色々と道具も使うものですから景気には、影響されるんですよ。今回のコロナのようなこともありますし。

その点、看護とか介護は、当分の間需要もありますし、景気にもそこまで左右されない、これも魅力の一つだと思います。


青井:ありがとうございます。

私たちも人口減少や高齢化の急速な進展など、今後日本が大きく変化していく中、もう一つの主力事業として介護事業を持つということは非常に手堅い選択だと思っております。

最後になるのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、もう一つ事業として訪問看護ステーションを検討される方からのお問合せが日々増えています。

そういった方々にむけて加藤社長からなにかメッセージをいただけないでしょうか?


加藤様:はい。メッセージになるかどうかわからないですが…自分は、父の会社の後を継いで社長をやらせて貰っているのですが、自分でも、もっとステップアップしたい、今の会社に役に立つようなことをやりたいと、ずっと思っていました。それは、運送会社の従業員のためってことでもあるのですが。

そこを含めて事業のもう一つの柱となって上手くやっていけるのであれば本当にベストだと思います。

本当に不景気がきたり、これからの従業員の家族の介護の事も考えれば、うちの会社は、ちゃんと家族まで支えますよというバックボーンは、雇用とかにも本当に強いかなと。そこはすごいかなり考えています。


青井:確かに、会社が老人ホームも持っている、これから作る予定があるということであれば、働いている方の安心感も全然違いますよね。


加藤様:老人ホームまでいかないにしろ、看護とか介護って内容も含め、案外わからないことが多いじゃないですか。そういった部分のアドバイスだけでもできれば従業員も心強いかなと思ってます。

ですので自分は絶対に実現させたいと思っています。


青井:まさにいろいろな経営者に響くメッセージだなと思います。
本日は、素晴らしいお話をありがとうございました。