訪問看護/訪問介護/施設運営/訪問診療のバックオフィス、起業支援を行っている、インキュベクスグループの上村です。
今日は、訪問看護ステーションの適正人数についてのお話です。
答えから言ってしまうと、14,5名!
というお話を私の実績値でご紹介していきますので、ご参考にしていただけたらと思います。
まずPTの稼働ですが、1ヶ月あたり120時間前後です。
一般的には100時間位が目安だとしたら多いですね。
けれども僕らの事業所では、お給料が600万円を超えています。
基本給料が高いことで、一生懸命頑張ってくださっている方々が沢山いるということだと思っています。
次にナースについては、
グループ内に介護施設があるというメリットもあるのですが、8名で、1人1人が大体100時間ぐらいの訪問をこなしていきます。
これは、6:4を守りながら、しかもマネージメントしやすいという体制で、
この14名から15名という体制が1つのゴールかなと感じています。
そして、他の回のYouTubeでもご紹介していますが、
私たちの事業所は医療依存度高めで医療保険診療の患者様が比較的多いので、基本的な客単価平均は1万2~4千円となっています。
これが、僕自身がやってみて辿り着いた訪問看護ステーションの適正比率となります。
ところがそうは言いましても、訪問看護ステーション運営の特徴として、積極的な採用をし続ける必要があるので、引き続き採用を強化していくとこんな風になりますよ、というのが次のお話です。
現在、訪問看護ステーションを3拠点運営していますが、全ての事業所で先ほど述べた15名体制が成立しています。
そしてそれぞれの拠点で採用を止めるわけではないので、タイミングによってはすぐに15名を超えてしまいます。
15名を超えると、例えば新たな出店を図っていこう、ということになります。
横浜の場合は、1拠点に対して1つのサテライトを作るということが許されていますので、2025年中に準備をしてA拠点・B拠点・Ⅽ拠点を作り、2026年にはそれぞれのサテライトを1つずつ用意していきます。
ですから2025年の終わりから2026年にかけては6拠点となり、さらにこのA拠点から派生したサテライトの事業所でも積極的な採用は続きますので、2027年ぐらいになると6拠点全てが15名体制という風になっていきます。
このようにして、2028年頃には9拠点ほどの体制になるかなと思っております。
訪問看護ステーションは14、5名の体制、これがベストだと思います。
ちなみに営業利益は35%。
この体制を地域をずらしながら実現しようという時、拠点もおのずと拡大していく、ということです。
今日は、事業所の適正基準のお話と、それら事業所の無理のない伸ばし方を弊社の例を挙げながらお話しいたしました。
看護師さんの平均年収が650?630?で、PTさんが600ぐらいと、極めて高い賃金水準を維持しながら、営業利益35%を出していき、しかも積極的な採用の手を緩めることなく地域の信頼をいただきながら事業としても拡大していこう、という事例でしたが、ご参考になれば幸いです。