訪問看護/訪問介護/施設運営/訪問診療のバックオフィス、起業支援を行っている、インキュベクスグループの上村です。
今日は医療、介護サービスにおけるマネージャーの役割とその効果に関する考えを少々。
現在、インキュベクスグループでは、ケアマネ事務所、訪問診療クリニック、訪問看護ステーション、そして介護施設にそれぞれ専任のマネージャーを配置しています。
介護施設を含め現在は計6名ほどのマネージメント専任人担当者がいるわけです。
年齢で言えば35歳から50代半ばまでのメンバーで構成しています。
マネジメント職がいるかいないか、年間あたりの売り上げ高は全く違うものになるかと思います。
マネジメント職は専門職。
私の考えるマネジメント職は、専任であって、兼任ではありません。
例えば、訪問看護ステーションの看護師管理者にはサービスの質を追求してもらうのであって、経営の質を追求していただきたい訳では無いのです。
マネージメント職に求めるスキルは職種によっても、成長におけるフェーズによって異なります。
介護医療ビジネスにおける成長プロセスは基本は①から⑥の繰り返し。
具体的には
①計画
②採用
③営業
④PDCA
⑤内部統制
⑥請求、
のサイクルの繰り返しですが、各事業の成長段階によってマネジメント職に求められるスキルは異なります。
例えば、居宅介護支援事業所のマネジメントに求められるスキルはコミュニケーションスキル。
対外的な交渉の多い職場の特徴です。
しかし、訪問看護ステーションや訪問診療のマネージメント、あるいは事務リーダーに求められるスキルは変化します。
具体的には会計力や統計力を活用したPDCサイクルを回すといったスキルでもあるのです。
マネージメント職に求める素養はなんといっても数字に強い事。
訪問診療にしろ、訪問看護ステーション経営にしろ、目標とする計画は関係者の稼働率を控除させる事はもちろんのこと、医療保険や介護保険の利用割合をゴールセットしたりと細やかな仕事となります。
つまり、あの人がいるだけで、チームがまとまりのあるように見えるといったようなコミュニケーション能力に特化したスキルを求めているわけでは無いのです。
マネージメントに求める能力の1つには比較する力
僕がマネジメント担当者に求める能力が1つは比較する力。
経営は選択の連続ですが、その選択を支援する材料を示してもらいたいのです。
例えば、Aという戦略を選んだ場合のメリットデメリット、そしてコストや売り上げ楽観的、悲観的シナリオ)と、Bを選択した場合のシナリオを様々な計算方法で選択すべき根拠を示してほしいのです。
、、今日はここまで。
結論としては、マネジメント職には数字に強いこと、真摯であること、問題抽出能力を持つこと、様々が当たり前なのかもしれません。
将来、経営を目指すような方とも一緒にお仕事したいと思います。