ケアーズ訪問看護ステーション起業運営支援の本部と
訪問看護ステーションを運営している上村です。
以前に看護師の独立起業のお話をしましたが、
介護職の独立起業もできるのではないかと企画開発を始めました。
参考にしたのが、インキュベクスにて開業支援を行っている「介護の王国」。
訪問介護ステーションと同時に訪問看護ステーション、19床の有料老人ホーム(利用者の住まい)
を運営し、住まいと医療介護サービスを提供するというビジネスモデル。
上記モデルには19床の老人ホーム設置など建設・開設資金がかかります。
そこで、介護の王国の訪問介護ステーションに焦点を当て、利用者の住まいを小規模化し、
開業資金もコンパクトにする目的で開発したのが、ビジネスモデル「介護の小国(仮称)」。
このモデルで介護職でも独立起業が可能かを判断するため、事業検証を計画しています。
■検証項目
・1日あたり6件程の介護サービス提供が可能か?
高齢者向けの住まい(集合住宅)に訪問し介護サービスを提供することで、
移動時間のロスが減り、1日あたりの訪問件数は無理なく6件程のサービス提供が可能か検証。
・客単価15万円を実現可能か?
一般的な訪問介護ステーションの客単価は6万円と言われています。
「介護の小国(仮称)」では客単価15万円が目指せるか検証。
・利用者の住まいは一棟でも黒字化が可能か?
訪問介護利用者に提供する住まいには、入居条件があるグループホーム等介護施設と異なり
管理者・サービス管理責任者等の人員配置が必要ないため、
一棟でも早期の黒字化が可能か検証。
・利用者の住まいは複数棟の経営が可能か?
訪問先である住まいを1棟から複数棟に増やしていくことで、
継続的な事業成長が可能か検証。
インキュベクスでは4月より、千葉県流山市にて4DKの戸建て4戸を購入
あるいは賃貸した上で事業検証を開始します。
(1戸あたり4名のため、利用者数は16名)
《開業資金》
訪問介護ステーションの開業資金は約200万円
《売上目標》
客単価24万円×利用者16名=384万円(月商)を目標
※客単価には介護サービス及び家賃、レンタル費用等自費サービスを含む
(売上目標の参考値)
弊社直営訪問介護ステーション:2級地、利用者は要介護度3~5
◇月 商; 570万円
◇客単価; 30万円(客数19名)
◇営業利益;142万円(営業利益率25%)
※スタッフは社員4名(パート・アルバイト10名)
年内は開業支援に必要なサポート体制の構築とマニュアル整備を行っていきます。
上記モデルにて介護職の独立起業が可能か、介護職の報酬についても明らかにしていきます。